全国体力・運動能力、運動習慣調査
いわゆる体力テストやスポーツテスト
と言われるやつです
みなさんの学校では
結果はどうですか！？
うちの学校は全国平均より
低い種目が増えてきました
体育主任という立場の
自分は校長室に呼ばれて
「今年の結果はあんまりですね
来年はもっと伸ばせるように
頑張ってくれないか！？」
と、言われたこともあります
自分のクラスのことで精一杯なのに
学校全体のこととなると
とても大変なことだと思います
あんなに休み時間に
ドッヂボールや鬼ごっこをして
遊んでいるのになんでかな？
と思っている人もいるのでは？
50m走は全国平均と比べても
そう変わらない
それでいうと鬼ごっこの効果は
あるのかな？と思ったり…
でもあれだけドッヂボールをしてるのに
ボール投げに繋がっていないのは…
ドッヂボールをしている子が
一部の子だけになっているからかな？
みなさんの学校ではどうでしょう？
子どもの体力を上げましょう！
とは簡単に言うものの
なかなか上がらないのが現状です
やっぱり自分のクラスだけで
取り組んでも仕方ない
自分の学年だけで
取り組んでも仕方ない
学校全体での取り組みが
必要なんです！！
卒業する子と入学する子が
入れ替わることで多少の変化は
あるかもしれませんが…
昨年と同じ取り組みを続けても
良い部分と悪い部分は
ほとんど変わりません
多少良くなったとしても
取組が変わっていなければ
変化の割合も少ないはずです
どうすれば全体の底上げができるような
提案をできるのかと考えると
去年のスポーツテストの結果を見て
自分の学校の傾向を知る
まずはそこから始まります
どの種目の数値が低いから
どんな力が足りない
それを分析した上で
手立てを考えていく必要があります
足りない力を鍛えるための
トレーニングを考えます
考えたトレーニングを
実施することで数値が
上がることを期待します
でも…
「授業の中でそのトレーニングを
いつやればいいの？」
「どのくらいの頻度で
どのくらいの時間やればいいの？」
「考えたトレーニングだけやっても
絶対におもしろくないし…」
自分の場合はスポーツテストの結果が
わかったあとすぐに分析して
次に取り組む内容を考えます
そしてそれをいつ取り組むのか！？
それは…
いつ…？
体育の準備体操をしたあとに
どのくらいの頻度で…？
体育の授業があるときはいつも
どのくらいの時間…？
3分以内で終わる運動をします
3分以内とは言うものの
早く終われば早く終わるほど良いです！
そして簡単なものが良いです！！
授業時間は50分や45分しかありません
トレーニングに5分以上かかると
本当にやらなければならない種目に
時間をかけることができません
トレーニングをするために
授業をするのではありません
必要な力をつけて
様々な種目で活かせるように
体を鍛えます
トレーニングで行う運動の練習は
特に必要ありません
取り組む運動によっては
練習時間が必要かもしれませんが
極力時間をかけないように
心がけるようにしてください
例えば自分の学校で低い数値が
「立ち幅跳び」だったとします
立ち幅跳びは
「瞬発力」を測定する種目
であることを確認します
その瞬発力を上げるための
トレーニングは…
例として正座の状態から
腕を振って勢いをつけて
跳び上がって立ち上がる
こんなことでもかまいません
1回するだけなら5秒もかかりません
他にも
ケンケンをして向こうの壁に
タッチして帰ってくる
帰りは違う方の足でケンケンをする
簡単にできるトレーニングを
毎回体操のあとに取り組むだけです
これを授業が始まってから
「整列→体操→トレーニング」と
1つのパッケージのようにしておくと…
トレーニングが終わるまでの間に
教師は授業で行う種目の準備をしたり
出席の確認などもできるようになります
いちいち点呼をして
確認する必要もなくなります
初めてトレーニングをするときは
説明の時間も必要ですが
それ以降はオートメーションです！
トレーニングが終われば
「先生終わったよ！」と声をかけてもらい
整列して挨拶をして授業を始めるなど
とてもスムーズに授業が進められます
さまざまなトレーニングがありますが
個人的には「馬跳び」が
非常に万能なトレーニングだと思っています
馬になる側は跳んでいく友だちが
ケガしないようしっかりと支えて
「体幹を鍛える」ことができる
跳ぶ側は跳び箱の要素もあり
「跳び箱の練習になる」し
「友だちを気遣う」こともできるようになる
そしてなにより
「友だちとの協力」が必要なので
「チームワーク」も鍛えることができます
体育の授業の良いところは
他の教科よりも友だちと協力する場面が多く
関係づくりにぴったりなところです
せっかく友だちと協力できる場面があるのに
使わない手はないと思っています
さあ体力テストの結果を見て
自分の学校の数値を分析して
苦手克服に向けた取組をしましょう！
体育主任をされている人であれば
準備運動のあとの運動そ提案をしてみると
みなさんもやりやすいと思います
毎日のトレーニングの時間は
ごくわずかですが
コツコツ続けていきましょう！
きっと来年のスポーツテストや
他の種目をするときに
必ずトレーニングが活きてきます！
せっかくやるなら
楽しんでやれるトレーニングを
創造してみんなで取り組みましょう！！
子どもの意欲が爆上がり
運動能力爆上がり
スポーツテストの結果も
管理職からの評価も爆上がり
そんなステキな取組を
実践してみましょう！
子どもたちと一緒に楽しい
体育の授業を創造しましょう！！
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