不登校と体育

中学校の体育の先生のとき
授業を持っているクラスに
不登校気味の子がいました

その子は野球が好きな子で
周りの友だちも知っていました

授業でソフトボールが始まると
周りの友だちが不登校気味の子が
野球が好きなことを教えてくれました


「今授業でソフトボールをやっているから
 授業に出てみない!?」

「他の授業はともかく体育だけでも
 学校に来て一緒にやらない?」

不登校気味の子に周りの友だちから
連絡をしてもらいました

不登校気味の子とやりとりをしている
周りの子たちはその子を
学校に来させるのに必死になりました

必死だけどその子の気持ちも考えながら
ゆっくりゆっくり話をして
丁寧に気持ちを伝えてくれました

友だちから聞き取っていると
学校は行きたくないけど、
ソフトボールはやりたい!!

周りの子になんて言われるか
めちゃくちゃ気になる

先生たちは
「他の授業も受けなさい」
ってきっと言うだろう


そんなことを気にしていたようでした

どれも気にしなくて良いから
とにかくみんなで
ソフトボールをしよう!!と

友だちに伝えてもらうようにしました



いつも体育があるときは
「◯時間目に体育がるから!」と

友だちから連絡してもらっていたので
いつでも来て良い状態を作って
待っていました

するとある日突然

その不登校気味の子は
学校に現れました!!


ちゃっかりマイグローブを持って

一緒に体育をするクラスの子たちは
喜んで歓声が上がりました!


あんまり大袈裟にされるのも
好きではなさそうな子でした

本人はちょっと恥ずかしそう

でも来れて歓迎されて
ちょっと嬉しそうでした



その日は本当に体育だけ受けて
帰っていきましたが

彼にとってはとても大きな1歩に
なったんだと思います

勇気を出して学校に来て
みんなと楽しくソフトボールができて

それだけで
学校に来た意味がありました


とても良い瞬間でした


その後も何回か体育の授業だけを
受けては帰るを繰り返しましたが

「今日は給食も食べる」

「1時間だけ他の授業も受ける」

だんだんと学校での滞在時間も増えて
少しずつリズムを取り戻していきました

自分1人ではなかなか行動できなくても
周りの助けがあって少しずつ
成長してくれました

担任の先生の声かけもあったり
周りの友だちの励ましがあったり

体育の授業は他の教科と違って
本当に成長できるところが
非常にたくさんあると思っています

体育の授業の素晴らしさを
これからもみなさんに
伝えていきたいと思います

まとめ

自分のブログがちょっとでもみさんの
授業づくりの参考になれば嬉しいで

子どもが自分たちで考えて
主体的に行動する!


体育の授業が楽しみになる!

友だちと協力することが嬉しくなる!

運動の得意な子が
苦手な子をサポートする!

子どもがいきいきする!

そんな体育の授業を
一緒に作っていきましょう!!



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